「食べる」がめんどくさい理由・5選。原因と対策を管理栄養士が徹底解説。

食事は生きていく上で不可欠なこと。しかし、お腹が減っていても食べるのがめんどうだと感じることはありませんか?

今回は、食べることがめんどくさいと感じる理由5つについて、その原因を徹底解説していきます。「ながら食べ」や、めんどくさいと感じたときの解決方法もお教えしますので、気になる方は最後までお読みください。

目次

はじめに結論!

食べることが面倒な理由は、

・調理の手間などの時間的なもの
・気力がわかないなどの精神的なもの

の2つが主な原因。めんどくさいから食べないでいると栄養不足や免疫力の低下などさまざまなデメリットがあります。解決するには、食事する環境や体調を整えたり、簡単に食事が済ませられる「完全食」の利用がオススメです。

食べるのがめんどくさがる人はどれくらいいるの?実態を調査!

せわしない毎日を過ごす中で、食事をめんどうだと感じる人が増えています。

実際にどれくらいの人がめんどうに感じているのか調査結果をみてみると、朝食を食べない理由の第一位が「面倒だから」で約54%。半数以上もの人が食事にめんどくささを感じています。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000134.000054946.html

口コミも調査した結果、食事にめんどくささを感じている方がたくさん!

https://twitter.com/madomagi_slo/status/1679441453620301825


みなさん食べるのがめんどうで、簡単に食事を済ませられるものを探していることがわかりました。

めんどうと感じる原因と理由を解説!

半数以上の方がめんどうだと感じている食事。なぜめんどうと感じるのか、主な理由5つとその原因を徹底解説します。

レシピを考えるのが面倒

自炊するときは食事のレシピを考える必要がありますが、それが面倒に感じられることがあります。
レシピを考えるのには時間と想像力が不可欠。忙しい日々の中で時間がとれない、新しいレシピが思いつかないなどが原因となり、最終的には食事をすること自体をめんどうと感じてしまいます。

調理するのが面倒

食事の準備や調理などの作業もめんどうだと感じる理由の一つ。スーパーで揃えた食材を切ったり、調理器具を使ったりするのに手間や時間がかかることが原因です。

時短用にカット野菜なども売られていますが、とくに時間に余裕がないときは炒めるだけの簡単な料理やレトルト食品でさえも面倒に感じる方も多いのが現状です。

後片付けが面倒

料理すると必ずついてくるのが食後の後片付け。食器やフライパンなどの調理器具を洗うのをめんどうと感じています。

使い捨ての道具を使うこともできますが、毎回だと費用もかかるしエコの観点から避けたいですよね。忙しい日や疲れているときはとくに面倒に感じられ、つい片づけを後回しにしてシンクが食器の山になっている方も少なくありません。

食べに行く手間が面倒

自炊がめんどうだから外食なら大丈夫かと思われがちですが、食べに行くことも面倒に感じます。

外食やデリバリーを利用するために外出したり注文をする手間も面倒の一因。とくに移動時間や混雑した場所に行く必要があるときはその手間を避けたいと思いますよね。

食べること自体が面倒・興味がない

時間はあるのに食べることそのものが面倒に感じられることも。それは食欲や食事に対する興味やよろこびが無くなっている状態です。

もともと「食欲」は本来人が持っている生理的欲求のひとつ。しかし精神的ストレスがかかり、心理状態が不安定だと自立神経が正常に働かなくなり食べるのがめんどうに。
食事への関心や楽しみたいという意識が欠けてしまうのです。

食事をしないことのデメリット

食べたくない、お腹が減っていないからと言って何も食べなくて良いわけではありません。食事をしないと身体面・精神面の両方にデメリットがあります。

栄養不足になる

食事をしないと、身体に必要な栄養素が供給できなくなります。食べない時間が長くなると慢性的な栄養不足状態になります。体の正常な働きが低下して体調を崩すことに。
とくに、タンパク質、炭水化物、脂肪、ビタミン、ミネラルの必須栄養素の不足は健康への影響が大きくなります。

免疫力の低下

食事をしないと、免疫力が低下して感染症や病気への抵抗力が弱まります。風邪にかかりやすくなり、一度かかるとなかなか治らないことも。

人は栄養素をしっかりとることで免疫細胞も元気に働きます。食べないと細胞の働きがにぶ悪くなり、外部からの病原体に対して体が防御できなくなってしまうのです。

集中力の低下

脳を使うには食事から得られるエネルギーが必要です。食事をしないと脳に十分なエネルギー供給が行われません。

すると集中力や認知機能が低下し、ボーッとした状態に。勉強や仕事に身が入らなくなり、思考力や判断力が鈍る、学習や作業の効率性が悪化します。

心理的な不安やイライラ

食事をしないと血糖値が低下してエネルギー不足になり体が飢餓状態に陥ります。すると不安感やイライラがつのり情緒が不安定に。

そのままエネルギー補給ができない状態が続くと、心理的な症状やうつ症状を引き起こすケースもあります。

ながら食べ(スマホなど)のデメリット

食事をする時間がもったいない人にとって、他のことをしながら食事をする「ながら食べ」が便利!と思いますよね。実際に、週に1回以上「ながら食べ」をしている人は約7割もいるという調査結果も。

一見「ながら食べ」は一度に2つのことができて効率的な食事方法かと思われますが、実はデメリットがあります。ここでは「ながら食べ」によるデメリットを4つお伝えします。

食事の満足感の低下

「ながら食べ」をすると、食事に集中することができずに満足感が下がってしまいます。食事を楽しむ時間や食べ物を味わって食べることは、心の健康にとって大切なこと。しかし「ながら食べ」を続けることで脳が食べたことを認識しにくくなります。味覚を楽しむ機会が減って満足感が無いと感じてしまうのです。

食べ過ぎのリスク

「ながら食べ」では他の作業に集中しているため食べる量をコントロールする意識が薄れて、食べすぎてしまうリスクがあります。
他のことに意識が向いている状態だと、無意識のうちに食べ物を噛む回数(咀嚼回数)が少なくなります。咀嚼回数が少ないと脳の満腹中枢が正常に動かずにいくら食べても食べ足りないと勘違いしてしまい、結果として食べ過ぎてしまうのです。

消化不良や栄養吸収の低下

食事に集中せずに他のことをしながら食べると、食物の消化・吸収にも影響がでます。食べ物を十分に咀嚼しないで飲み込んでいる場合が多い「ながら食べ」。食べ物の量に対して消化活動が追いつかずに胃もたれや胃がムカムカするなどの症状がでることもあります。

また、噛む回数が少ないことで唾液量も少ない状態に。唾液には食べ物を小さく分解するための消化酵素が含まれています。「ながら食べ」により食べ物を消化できる量も少なくなり、とれるはずの栄養素も効率的にからだに吸収されません。

歯周病になるリスク

「ながら食べ」によって口の中が歯周病になりやすい環境を生み出してしまうリスクも。

「ながら食べ」中は他のことに集中するあまり、お茶などの水分をとるのをつい忘れがち。すると口の中の食べカスが胃まで流れずに口腔内に止まり、そのまま歯を磨かずに放っておくと食べカスが歯垢になり蓄積。歯周病菌が増えやすい環境になってしまうのです。

食べるのがめんどくさいときの解決策はこれ!

めんどうと感じて何も食べないでいるとデメリットがたくさん。そこで、食べるのがめんどくさいと感じたときにとるべき解決策を5つご紹介します。

心の健康に配慮する


もし精神的な問題が関係するときは、まずは心の健康を優先しましょう。健康診断で原因がないかを探ります。
もし心理的なサポートが必要と判断された場合は、メンタルクリニックで専門家やカウンセラーと話をすることを検討してください。心の健康が改善されると食事への意欲も回復することがありますよ。
1週間以上食べる気力が湧かない、食べ物が喉を通らないなどの症状がでたら早めに専門医に相談しましょう。

食事の環境を整える

食事の環境を快適に整えることで、食べることへのモチベーションを高めることができます。食事をする場所をきれいに整えたり、音楽を流したり、リラックスできる雰囲気が作られると食事の時間がより楽しいものになり、食べる意欲がわいてきますよ。

食べることがめんどくさいと感じる場合は、心の健康や個人の状況に応じたアプローチが重要です。自分に合った解決策を見つけるために、専門家の助言やサポートを受けることもおすすめです。

体調を整える・代謝を上げる

体調が悪いと食べる気力がわかず食事がめんどうになります。体調が悪いときに無理は禁物。からだをしっかり休めて睡眠をたっぷりとりましょう。良質な睡眠は食欲ホルモンの分泌にも繋がります。

また、代謝を上げることでエネルギー消費量が増えて食べたいという気持ちが出てくることも。湯船にゆっくり使ってからだを温めたり、軽い運動やストレッチをすることも代謝アップにつながります。徐々に食べたい意欲がわいてきますよ。

人と食事の時間を楽しむ

食べることをめんどくさいと感じる理由の一つは、食事が単調でつまらないと感じるせい。友人との食事会を計画することで、食事がより楽しい体験になりますよ。

さらに食事を単なる栄養をとるための手段ではなく社交的な活動と結びつけることで、食事のモチベーションを高めましょう。家族や友人と一緒に食事をすることで、会話や交流を楽しみながら食事をとることができます。

完全食を活用する

食事の準備や手間がめんどうと感じる時は、とりあえず完全食で効率的に栄養をとりましょう。完全食とは、生きるために必要な栄養素がとれる食品。
とくに食べるのがめんどうな時はBASE BREADがオススメ。調理の手間なく食べられて栄養もしっかり入っているので健康維持に繋がります。

実際に食べるのがめんどうと感じてる人が生きるためにBASE BREADを食べているとの口コミも!

https://twitter.com/hiyama_nanako/status/1674689269116592128

栄養不足のリスクを避けられる便利な完全食。食事がどうしてもめんどうと感じたときのためにストックしておくのもアリですね。

まとめ|食べるのがめんどくさいと感じた理由の把握が大切!

どんなにめんどうでも食事をしないことにはリスクがあります。食べることがめんどうと感じた時は、どんな理由・原因でそう感じているかを見極めることで改善点がわかりますよ。

どうしてもめんどくさいと感じてしまう時は、効率的に栄養がとれる完全食を活用するのがオススメ。とくにBASE BREADは手間がまったくかからないので、ぜひ試してみてくださいね。

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この記事を書いた人

東京都内在住の管理栄養士。管理栄養士歴12年。国公立栄養健康学科大学院修了後、食品メーカーにて6年間、健康食品・化粧品会社にて6年間、一貫して商品企画・マーケティング職に従事し、延べ200品目以上の商品開発をおこなってきました。
世界各地の機能性栄養成分の開発にも携わり、食品の新しい可能性を見つけて世に発信し続けています。
現在は二児の母(1歳・3歳)として、子育てに奮闘しながら、管理栄養士兼Webライターとして各メディアで活躍しています。

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